食品表示法に基づく原材料表示の正しい順番と水の記載ルール
食品表示法に基づく原材料表示の正しい順番と知っておくべき記載ルール
食品ラベルの作成において、原材料表示の順番は食品表示法で厳密にルールが定められています。誤った順序で記載すると法令違反となるリスクがあるため、正しいルールに基づいた正確なデータ作成が求められます。
この記事では、使用した材料の重量順での記載と添加物の区分方法、さらに判断に迷いやすい製造工程で水を加えた場合の表示順の考え方について解説します。これらの規定を正しく理解することで、記載ミスを防ぎ、消費者に安全な情報を届ける適切なラベル作成業務にお役立てください。
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重量が多い順に記載!原材料表示の基本ルール
原材料表示の順番は、製品に占める重量割合が多いものから付けるのが基本です。実務上は仕込み時の配合量をもとに記載しますが、最終製品での残存量と明らかに異なる場合は調整します。
仕込み時点の重量で並べる
使用した原材料を、重量の多いものから順に並べます。弁当のご飯は完成時に目立ちますが、合わせ調味料の仕込み重量が上回ることがあります。居酒屋の仕出しどんぶりでも、タレの重量を足し忘れたまま並べると、順番がズレるおそれがあります。
仕込んだ量と、製品に残る量が違うとき
揚げ油や、漬けてから捨てる調味液のように、仕込んだ重量と最終に残る重量が明らかに異なるときは、残る側の量で順番を判断する扱いがあります。飲料の抽出かすを除いたあと、残った液体側で並べる例も同じ考え方です。仕込んだ全量をそのまま順位にすると、中身の見え方がズレます。
配合が動いたあとの順番
日替わり弁当や季節の飲料で、主原料の重量が入れ替わると、表示の順番も動きます。前回のラベルを流用すると、重量の順位が古いまま残るおそれがあります。計量の記録と表示の並びを、同じタイミングで見直す運用が求められます。
原材料と添加物の順番を分けて書く方法
一般の原材料と添加物は、一つの並びに混ぜず、順番を分けて書く扱いです。
原材料を先に、添加物を後に
まず一般の原材料を重量順に並べ、そのあとに添加物を重量順に置くのが一般的です。弁当の合わせ調味料に入る酸味料、飲料の香料は、名称が短く、どちら側に置くかが揺れます。全部を一つの重量順にすると、添加物の区分が消えます。
区切りの書き方
区切りは、「/」を挟む、改行して添加物の項を立てる、枠を分けるといった方法があります。表示方法は、いずれか一つの方法に揃えることが求められます。記号の位置がズレると、読み手が原材料と添加物の境目を判別できません。
分類を誤ると順番全体が崩れる
原材料側に置くべきものを添加物側へ送ると、両方の重量順が崩れます。用途の呼び名だけで判断せず、法令上の添加物に該当するかを確認する必要があります。居酒屋のだし粉や飲料の酸味料ベースは、原材料と添加物のどちらに該当するか確認が必要な品目です。
製造工程で水を加えたときの表示の順番
製造工程で水を加えたとき、水も原材料の重量に含めて順番を付けるのが原則です。
仕込みに入れた水は順位の対象
スープを仕込む弁当、希釈する飲料では、加えた水の重量が他の材料を上回ることがあります。水を外したまま並べると、実際の構成と表示の順番がズレてしまいます。見た目が具材中心でも、仕込み重量では水が先に来ることがあります。
蒸発して残らない水
加熱や乾燥によって製造工程中に蒸発し、最終製品に水として残存しない場合は、水の表示を省略できることがあります。蒸し工程の水、煮詰めて飛ばす水が該当します。残っているか、工程で出ていったかが、省略の分岐です。
残る水と飛ばす水が混ざる現場
同じ厨房で、希釈飲料(水が残る)と、煮詰めたタレ(水が飛ぶ)が並ぶことがあります。水を一律に「記載する」または「記載しない」で処理すると、片方の順番が崩れるおそれがあります。品ごとに、水が最終に残るかを見てから順位を付けます。
仕込みの水を配合に載せたあと、残るか飛ばすかで表示の並びが変わります。らくらくシェフは、使用量の入力から原材料名の並びを出せるクラウドサービスです。自社の複雑なレシピにも対応できるか、まずは無料のお試し期間を活用して使い勝手をご確認ください。
【Q&A】原材料表示の順番についての解説
- 原材料表示の順番は、どの重量で決めますか?
- 製品に占める重量割合が多い順に付けるのが基本です。実務上は仕込み時の配合量をもとに記載します。揚げ油や捨てる漬け液のように、仕込んだ量と最終に残る量が明らかに違うときは、残る側の量で順番を見る扱いがあります。
- 添加物は、原材料と同じ並びに混ぜてよいですか?
- 一般の原材料と添加物は、順番を分けて書く扱いです。原材料を先に重量順で並べ、添加物はそのあとに、添加物の中でも重量順に置くのが一般的です。「/」や改行、枠の分けで境を示します。
- 製造で水を加えたとき、表示の順番はどう考えますか?
- 残る水は原材料の重量に含めて順番を付けます。加熱や乾燥で飛び、最終に残らない水は、表示を省略できることがあります。希釈と煮詰めでは、水の扱いが分かれます。
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