食品表示法の違反事例と科される罰則および自主回収のリスク

その一枚のラベル、食品表示法の違反になっていませんか?

容器包装した食品のラベルが食品表示法の基準から外れると、意図がなくても違反として扱われることがあります。重量の順、添加物の区分、期限の日付など、現場でよく起きるズレが対象です。

この記事では、よくある事例、行政の指示から罰則へ進む流れ、自主回収と公表が取引に与える影響を順にご紹介します。お弁当の日替わり、居酒屋の仕出し、飲料のロット更新など、転記が続く現場ほど、出荷後にズレが表面化します。ラベルを出す前の点検材料としてお役立てください。

食品表示法違反を防ぐらくらくシェフのクラウドサービス

らくらくシェフは、商品の自主回収や取引先からの信用失墜につながる手作業での記載ミスを防ぐためのクラウドサービスです。エクセル管理や目視によるチェック体制にはどうしても限界があり、意図しない法令違反のリスクが残ります。当システムを導入することで、食品表示法に沿ったラベル用のデータ作成をクラウド上で一括管理し、表示ミスを回避する体制を構築できます。

システム内では、複雑な表示ルールに合わせた原材料と添加物の自動分離や、アレルギー物質の自動算出といった機能を備えています。加えて、含有量の多い順に並べる重量順の自動並べ替え機能を用いることで、属人化しやすい確認作業を自動化し、現場の人的ミスを削減します。

法律に関する専門知識が不要で直感的に操作できる設計を取り入れ、現場目線を徹底した使いやすい仕様になっています。商品数や原材料数の登録制限はなく、無制限でデータを登録できる点も特徴です。月額換算3,980円/税別(実際の支払いは1年分となる年額52,536円/税込の銀行一括振込)というコストパフォーマンスで利用でき、日々の煩雑な原価計算やデータ管理を効率化して、適正な食品表示体制の維持をサポートします。

食品表示法の違反でよくある現場のズレ

食品表示法の違反でよくある現場のズレ

食品表示法の違反は、悪意のある偽装だけではありません。よくあるのは、転記と確認の隙間から出る記載のズレです。

並べ替えと区分の取り違え

原材料を重量の多い順に並べない、添加物を一般の原材料と同じ欄に置く、といった取り違えがよくある例です。原材料名は使用した重量の多い順に表示し、添加物は一般の原材料と区分して表示することが食品表示基準で義務付けられています。お弁当の合わせ調味料や、飲料の香料・酸味料は、名称が短く、どちらに置くかが揺れます。Excelの行をコピーしたまま、配合だけ変える運用でも起きます。

期限・保存・内容量の転記ミス

消費期限や賞味期限の日付、保存方法、内容量の単位は、よくある誤記の出どころです。期限表示は「安全性に重要な影響を及ぼす事項」に該当し、表示がされていない場合、生命又は身体に危害が発生する危険があるため、厳しい罰則や行政処分の対象となります。日替わり弁当で前日のラベルを流用する、居酒屋の仕出しで冷蔵と常温を取り違える、ペットボトルの容量表記を旧規格のまま残す、といった動きが該当します。数字が一つズレるだけで、基準から外れた表示になります。

産地や二次原料の見落とし

原料の産地を旧データのまま出す、仕入れた加工品の二次原料を追わずに最終ラベルを組む、といった見落としもよくある違反の芽です。故意でなくても、基準を満たしていない表示は違反と判断される可能性があります。食品表示法違反が認められた場合、消費者庁等から「指示」が出され、正当な理由なく従わないときは「命令」へ進みます。命令に違反した場合の罰則は、違反の類型によって異なり、安全性に重要な影響を及ぼす表示事項に関する命令への違反では、3年以下の懲役または300万円以下の罰金が科せられ、法人に対しては1億円以下の罰金が科される場合があります。例えば、原産地について虚偽の表示をした食品を販売した者は、2年以下の懲役または200万円以下の罰金に処せられ、法人に対しては1億円以下の罰金が科される場合があります。

食品表示法の違反に対する罰則の進み方

食品表示法の違反に対する罰則の進み方

食品表示法の違反が行政に把握されると、いきなり罰則ではなく、まず是正を求める段階から進むことが一般的です。

指示と公表

表示の不備が確認されると、消費者庁や都道府県などから、表示の直しや原因の説明を求める指示が出ることがあります。指示を出した事実は公表される扱いがあり、社名と違反の内容が外に出ます。お弁当の卸先や飲料の販売店からの問い合わせが、この段階で増える傾向です。

命令へ進む場合

正当な理由なく指示に従わないとき、命令へ進む場合があります。回収や、期間を限った業務の停止を求められる例もあります。健康被害の拡大を防ぐ必要があると判断されたときは、指示を経ずに命令が出されることもあり得ます。現場の対応が遅いほど、次の段階へ進みます。

罰則が科される場合

命令に従わないとき、罰金や懲役などの罰則が科される場合があります。原産地の虚偽表示など、悪質と評価される類型には、指示・命令の段階を経ずに直接適用される罰則規定が別途用意されています。「知らなかった」は、処分を免れる理由にはなりません。日頃の表示が基準から外れていないかが、罰則の手前で問われます。

違反が分かったあとの自主回収と取引への影響

表示のズレが市場に出たあと、事業者側で最初に検討するのが自主回収です。健康被害のおそれがある類型では、販売を止めて対象商品を引き揚げる判断が先に来ます。

回収にかかる費用と手数

自主回収では、商品の引き取り、廃棄、購入者への返金や代替の手配が発生します。お弁当のように消費期限が短い品は、対象日の特定と、すでに喫食された分の切り分けが同時に必要になります。飲料はロット単位で倉庫と店頭の両方を追うことになります。費用面では、印刷のやり直しより先に、物流と連絡にかかる工数が積み上がります。

公表が取引に与える影響

回収を行政へ届け出ると、内容が公開される仕組みがあります。令和3年(2021年)6月1日に施行された食品表示法の改正により、食品関連事業者等がリコール(自主回収)を行う場合、行政への届出が義務付けられています。届出された情報は、消費者庁の「食品表示リコール情報及び違反情報サイト」で公表されます。信用の回復には、時間と再発防止の説明が必要です。

対象範囲を特定できないと被害が広がる

どの日の、どの配合の、どのラベルが対象かを追えないと、自主回収の範囲が必要以上に広がります。レシピと出荷日の記録が分かれていると、線引きが遅れます。記録の置き場を一つにしておくことが、回収の範囲を絞る前提になります。食品表示法では、食品関連事業者等に対し、表示の適正化を図るための記録の作成・保存が義務付けられており、自主回収の際に対象範囲を正確に特定するためには、製造・加工・出荷の記録を一元的に管理しておくことが重要です。

らくらくシェフは、商品ごとのレシピと配合の履歴をクラウドサービス上に残し、どの入力がどの表示データに対応するかを追えます。まずは無料のお試し期間を活用し、実際の画面や操作感をお確かめください。

【Q&A】食品表示法の違反についての解説

故意でなくても、食品表示法の違反になりますか?
基準を満たしていない表示は、故意かどうかを問わず違反側に寄ります。よくあるのは、重量順の取り違え、添加物の区分、期限の転記です。知らなかったことは、処分の理由にはなりません。
違反が行政に把握されると、すぐに罰則ですか?
一般には、是正の指示から始まり、従わない場合に命令、さらに罰則へと進みます。指示の事実が公表されることもあります。健康被害の拡大を防ぐ必要があると判断されたときは、命令が先に来る例もあります。
表示のズレがわかったとき、自主回収では何が起きますか?
販売の停止、対象品の引き取りと廃棄、返金や代替の手配が重なります。届出により内容が公開され、取引先からの確認が増えます。日付と配合を追えないと、回収範囲が広がりがちです。

食品表示法の違反に関するご相談はらくらくシェフへ

社名 合同会社(LLC)らくらくシェフ
所在地 〒104-0031 東京都中央区京橋3-9-8京橋白伝ビル4F
(株式会社シンクノア内)
事業内容 食品事業者向けクラウドサービスの販売
企業目標
  • ・中小食品事業者の事業活動をサポートするためのサービスを提供する。
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  • ・技術とアイディアを追求し、食品事業者の仕事を進化させるサービスを提供する。
TEL 090-2745-1344
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